010317

夕方、松屋銀座に「神様のかくれんぼ 与勇輝展」を観に行ってきた。“あたえゆうき”と読む。
人形作家です。って、こないだ徹子の部屋に出ていたのを偶然見て、家人が別の番組で、この展覧会のことを知って、行ってみようということになった。
子どもの姿をリアルにやさしく作る人です。有名なところでは、映画「鉄道員(ぽっぽや)」の抱き人形雪子。
映画ではあまりよく見えなかったけど、雪子は高さ30cmくらいの今にも動きだしそうな、それでいて儚い女の子です。
あとは、ボクは見ていなかったけどNHKの朝ドラ「天うらら」の人形指導をしていたらしい。

与さんは、ボクより20歳くらい年上のようですから、もう60歳。
彼が描いている子供たちは、彼が大人になってから見て作っているのならちょうどボクらが小さかった頃か、それよりもう少し前か、、、。
いや、ほとんどの子どもが着物を着ているから、第二次大戦頃かな。敗戦の頃、彼はおそらく10歳くらい。その当時の様子かもしれない、、、。
懐かしくあり、かといって、知らないほどの昔でもない、、、、まぁボクよりあと10歳くらい若い人には、知らない世界なのかもしれないけれど。
郷愁だろうか、、、すごくかわいいのだけれどメルヘンではないところで、来ている客層がボクより上の人が多いのかもしれない。

思いがけなかったのは、倉本聰が以前出した「ニングル」というフォト絵本の人形があったこと。
ニングルは、コロポックルのような、森の精の話で、自然破壊と人間の物語。全編ジオラマを撮影したもので構成されたフォト絵本だった。
その時に使われていたのが、この与さんの人形だったんだね。
なんとも懐かしい再会だった。

徹子の部屋では、和紙を自分で漉いて作っているというような話だったような気がするが、、、人形の肌は、どうも布のように見える。
触ってみたかったけれど、ガラスケースにしっかり収められた人形ばかりで、確かめることはできなかった。

〜3/19(月)銀座松屋

あらら、TV朝日で、毎週日曜の夕方やっているのかぁ。