なんたって、上向きなんだから、下が見えないのね。
で、できるだけ同じ姿勢でっていうんだから、隣の人が、じつはどんな格好をしているのかも、よくわからないのだ。
ここは病院なので、ケータイ電話の電源も切らなくちゃいけないしね。ケータイの電源を切るってことは、通信できないのよね。
メールのチェックも×、いつも見ているインターネットドラマも見れないのだ。
「アルバイトの学生殺される!」っていうメールが来たんで、すっごく気になるんだが……、哲死んじゃったってコト?
落っこちたのは、たしか火曜日だったよな、SPEEDのラストTVライブがあったのが、入院した次の次の次の日だったから。
まったく、なんだろうね。そんなにかっこよくジャンプを決める気はなかったよ、だいたい高いところは苦手だしね。高かったなぁ、いつになく。
夢で、思いがけず踏み外しちゃったりして目を覚ますじゃない、あれ、モロに。
小さいと思ったけど、普通のスキーで飛んでしまったスノボのジャンプ台は、上に向くようにできてるのだなって、実感した。僕らが子供のころにスキー場の片隅に作って遊んだジャンプ台は、遠くに飛ぶ競争だったもんね。
いろいろな痛さを体験してきてると思うんだけど、今回のは、痛いのと、息ができないのと両方が来たから、感じとしては、映画なんかで、撃たれて死ぬ間際の人のような息遣いなのよね。でも、撃たれたわけでも、血が出ているわけでもないから、う〜ん、困ったぞ、何だかわかんないぞって感じなんだ。
たしかに、ジャンプしたし、足は空を向いたし、あ、あ、あ、やめて、っという間に背中から地面に(じゃないね雪原か)背中を打ち付けてたんだよな。
やった!(喜んでるわけじゃない)と思っただけ。かなり悔しい!助走路に入った時の速度が、なんか嫌な感じがしたんだ。
はじめて乗った救急車^_^;、はじめて酸素吸引、あ、その前にはじめてスキー場でボートに乗ったわ(笑)はじめてづくしだなぁ。
で、けっこう反響があるのね。いろんな人が駆けつけてくれたりしてね。花まで届いたりね。
さっそく駆けつけてくれたのがキムラ、タカハシクン、フジナガ。んで、セツコサン。
そういえば、ロクも北海道にツーリングに行って足の骨折ったっけな。羅臼に入院してたんだよな。羅臼も軽井沢に負けないくらい、いいところだったろうなぁ(笑)