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20年近くデザイナーやってると、いろんなクライアントがいる。
わがままな人、わかってない人、困った人、、、、。
まぁいいんだけどね、素人さんなら。
先日、情報系ムックをやっていて、とてもとても困ったちゃんな編集者に出会ってしまいました。
僕が仕事をもらっている編集者が仕事をもらっている会社の編集者ね(ややこしいな(笑))。
とても仕事熱心な人らしい、年齢は、30〜40のあたり。たしかに、仕事熱心で、深夜も会社にでてるし、、、。
で、この人が、自分の中に、デザインイメージってのが、出来上がっている人なのね。言ってることと、前に出来上がっている本と見比べたら、そう思った。

結論書いちゃうけど、自分で作れば?全部?
って言いたくなるタイプなのよ。

本を作るのは、共同作業だから、カシラは、全体を見渡して、方向がそれないようにチェックしていなきゃいけないのに、まず細かいところに入り込んで、自分の好みの方向に持っていこうとする。これでは、新しい(別に実験的という意味ではなく)本はできやしない。

やっぱねぇ、共同作業中の外注のライターに文章書きの指南をし、デザイナーにレイアウトの指南をしてはいかんよなぁ、、、(笑)。
特に、その道のスペシャリストに仕事を依頼しているときには(爆)。

編集者の仕事って、すごく難しいと思うんだよね、一番大切なのは、あちこちを見渡せる広い視野だしね。
だから、最前線で、動いているときには、まじめで、確実に仕事がこなせる人でも、人をまとめていく立場になると、急に能力不足になったり、、、、。職種が変わるんだと思う。
でも、それも、組織の中で行われていくから、つまりは、それを教えられずにカシラに据えてしまった上司がいけないんだろうな。その人自体もおそらく犠牲者なんだろ、たぶん。

その仕事仕事の中での自分の階層で、ちゃんとこなしていく編集者ってのは、とても頭が良く、頑張り屋で、素敵な人が多いんじゃないかな。少なくともデザイナーとかいう人種よりは魅力的な人が多いよね(笑)。